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米粉で地域の魅力を発信!広島県三原市で特産品の米粉を使ったレシピコンテストを実施

2026.03.12

米粉で地域の魅力を発信!広島県三原市で特産品の米粉を使ったレシピコンテストを実施

広島県三原市の臨空広域経済交流協議会が道の駅みはら神明の里と連携し、三原市特産の米粉を使用した「フード・テイクアウト・スイーツ」のレシピコンテストを実施。一次審査で選ばれた4つのレシピが、2026年2月19日の最終審査会によって最優秀賞が決められました。その様子をご紹介します。

広島県三原市が誇る米粉をテーマに
広くメニューを募集したレシピコンテストを実施。

米粉を使用した「フード・テイクアウト・スイーツ」のレシピコンテストを実施したのは、三原商工会議所・三原臨空商工会による臨空広域経済交流協議会。2016年からレシピコンテストを開催しており、第11回目を迎える今回は、特産である“米粉”がテーマとなりました。レシピコンテストには、合計179件の応募があり、1月16日には書類選考による第一次審査が行われ、4つのレシピが選ばれました。

2月19日、共催の道の駅みはら神明の里にて行われた最終審査会には、7人の審査員が招かれ、そのひとりが三原市の岡田市長。また、臨空広域経済交流協議会からは、会長の森光さん、副会長の増田さん、道の駅みはら神明の里からは、代表取締役の後藤さん、レストランリーダーの菅原さんが登場。地元企業からは、米麺「おこめん」を手がける株式会社おこめん工房の代表取締役・井掛さん。そして「喫茶室&DELI Kanesho」の黒川さんが参加しました。

最終審査会では、最優秀賞、優秀賞、入賞、特別賞を決定。入賞しなかったレシピも、今後、道の駅みはら神明の里「キッチンルマーダ」のメニューの参考になるとのことでした。
 

ピザやお団子、カヌレなど
三原市の魅力が詰まった4つのレシピ。

最終審査に進んだレシピのひとつが、武内さんによる「米粉とヘルシー食材と地産地消の融合によるヘルシー米粉ピザ」。地産地消とヘルシーさにこだわり、米粉と地元企業の絹豆腐を使ってピザ生地を作っているそう。また、市のキャッチフレーズ「海・山・空 夢ひらくまち」にちなみ、シーチキン、ほうれん草、みはら神明鶏を具材に使い、見た目も鮮やかに仕上げています。「電子レンジやトースターを使って、30分で作れるような簡単さも意識しました」と武内さん。試食をした岡田市長も「すごく三原らしさが感じられますね。簡単なので、広く普及するレシピになっていますね」と語りました。
 

 


2つ目が、平木さんによる 「三原だんご」。もちもちで柔らかな食感が長続きするよう、団子の生地に湯種を使っているのがポイントです。また、3つの団子はそれぞれ、サトイモ、タコ、みはら神明鶏を使用した具材が中に入っているそう。平木さんは「テイクアウトの需要を考え、持ち帰りやすく、気軽に食べられるものとしてお団子が思いつきました。具材のそれぞれの味が楽しんでもらえるよう、それぞれ味付けを変えているのもポイントです」と語ります。森光さんは「米粉100%の生地は包むのが難しかったはず。しかし、米粉の生地が具材のおいしさを引き立てていますね」と感想を話しました。
 


3つ目は、坂本さんによる「たこさんだんご」です。野菜がたくさん食べられるようにじゃがいもやネギを入れているのがポイントで、さらに三原市の名産であるタコも使用。タコウインナーとともに串に刺したインパクトある見た目もポイントだそう。坂本さんは最終審査会には参加できなかったものの「以前から米粉に関心があり、参加しました。これをきっかけに、レシピを考える面白さを知ることができました」とコメントを寄せました。試食した増田さんは「ウインナーのタコがおもしろいですね。コチュジャンの味付けがスパイシーで、おいしいです」と高評価。
 


4つ目は、伊藤さんによる「檸檬で仕上げる 酒粕米粉カヌレ」。本来であれば手間のかかるカヌレが米粉を使うことにより時短で簡単に作れるとのこと。酒粕の優しい香り、広島特産レモンの爽やかなアイシングがアクセントとなり、風味豊かに仕上がっています。伊藤さんも出席できなかったものの「私自身、小麦が食べられない時期があり、その時によく米粉を使ったものを食べていました。米粉の商品が日々の食卓に広がるようになればと思います」とコメントしました。「審査員として何度か参加していますが、毎年レベルが高くなっていると感じます」と後藤さん。
 


森光さんは「米粉以外にも三原の食材を使ってもらえて、三原の良いものを見直す良い時間でしたね」と話します。また、「道の駅での販売を通じてレシピが広まり、三原市の宣伝につながると良いですね」と増田さんは期待を込めて語りました。

「皆さんのレシピをこれからの勉強にも生かしていきたい」とは井掛さん。合わせて毎日の食生活に米粉を取り入れやすくなるための“プチ情報”として、米粉のメリット&デメリットや用途に合わせて米粉を使い分けるときに見分け方、三原の米粉商品についての紹介がありました。
 

レシピがつなぐ、三原市産米粉の普及
最優秀賞は高校生が考えた「三原だんご」に決定!

インパクト・味・三原感・独自性・普及性の5つのポイントについて、それぞれを5点満点として審査。審査員7人の審査結果を集計して、最優秀賞、優秀賞、入賞、特別賞を決定しました。

入賞したのは「檸檬で仕上げる 酒粕米粉カヌレ」、優秀賞は「たこさん団子」、特別賞は「米粉とヘルシー食材と地産地消の融合によるヘルシー米粉ピザ」という結果に。そして、最優秀賞には「三原だんご」が選ばれました。賞状と副賞の授与をされた平木さんは「まさか選ばれると思っていませんでした。すごく嬉しいです」と驚きの表情。現在、市内の公立高校に通う平木さんは、家庭や福祉に関する専門的な知識や技術を学んでいるそうで、学校の課題としてレシピコンテストにチャレンジしたのだとか。「もともとお菓子作りが好きでカップケーキやマカロンを作ることも。テイクアウトで気軽に買って食べられるものと考えたときに、お団子が思いつきました」と話してくれました。
 


閉会の挨拶に登壇したのは岡田市長。「どれもとてもおいしかったです。米粉は三原の重要な特産物で、三原市は中国・四国地方の最大の産地でもあります。また、米粉以外にもすばらしい食材があり、それらをより多くの人に知ってもらいたい。そう考えたときに、メニューを開発し、それが広まることが重要かなと思います。今後、三原を盛り上げるには食が重要です。意義あるレシピコンテストの開催、また参加してくれたことに、改めて感謝を伝えたいです。ありがとうございました」と主催者、参加者双方を労いました。
また「市の事業として、今後米粉をどのようにアピールするかは検討しているところ。市民には馴染みがあるので、さらにおいしいレシピを開発するなど考えていければ」と米粉の普及に向けての意気込みを話してくれました。

森光さんは「地域の食材を使ったレシピコンテストは、地域の活性化につながると考えています。また、食育にも繋がりますよね。米粉は三原市の大切な特産品で、近年のヘルシー志向にもマッチする食材なので、今後も積極的にPRしていければ」と語りました。

米粉のレシピ開発を通じて、米粉や三原市の新たな魅力が発見された今回の催し。三原市民だけでなく全国へ、三原市産米粉が普及するきっかけのひとつとなることでしょう。なお、最優秀賞のメニュー「三原だんご」は、3月開催の「道の駅みはら神明の里 大感謝祭」に合わせ、道の駅みはら神明の里「キッチンルマーダ」にて3月7日から毎週末、提供をされる予定とのこと。ぜひ立ち寄ってみてください。