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米粉麺のトレンドは玄米粉麺か!?新商品も続々と誕生し主流になるか!?

2026.05.29

米粉麺のトレンドは玄米粉麺か!?新商品も続々と誕生し主流になるか!?

グルテンフリー需要を超え、今や「美味しさ」と「栄養」で選ばれる米粉麺。中でも、豊かな風味と高い栄養価を誇る玄米粉麺が大きな注目を集めています。米粉商品開発等支援対策事業で採択された事業の中からも新商品が誕生するなど、続々と登場する商品の一部と共に、開発秘話や今後の展開に迫ります。

「玄米粉麺 玄(HAJIME)」株式会社ドットピース

ラグビー界の名将である清宮氏が代表を務める株式会社ドットピース。オリジナル米粉やグルテンフリーの麺、パン、スイーツなどの開発・販売などを手がけ、「玄米うどん絵空事」札幌店を展開しています。トレーニングドクターの助言で始めたというグルテンフリー。体調改善を実感するも市販品の味に妥協できず、自ら開発を決意したそうです。

玄米をマイナス20~40℃という冷気とともにわずか20ミクロンという細かさに粉砕する玄米粉に出合い、超微粉の玄米粉を使用することで、難しいと言われていた「ローラー製麺機を使って玄米粉麺づくり」を実現。開発を担当した取締役の竹村さんが開発秘話を教えてくれました。「自社製麺をつくるにあたり、これまで調合がブラックボックス化されていたため、その再現に苦労しました。製麺機メーカーにもいろいろと教わりましたが、納得のいく麺にするには時間がかかりました。小麦粉の麺と変わらない食感を出すために最終的に白米2割、玄米8割の調合に行き着きました。また、つなぎとしてでん粉と、コンブ、ワカメ等の海藻に含まれる天然の食物繊維のアルギン酸エステルを増粘剤として使用していますが、米粉以外のものをできるだけ排除し、本物のおいしさを追求しています。通常のうどんとは異なり、食塩を一切使用していないのも特徴です」。

米粉商品開発等支援対策事業を活用して製麺機等を導入し、自社オリジナルの冷凍麺を開発し、販売を開始。「玄米うどん絵空事」札幌店などで食べられるほか、飲食店への卸し販売をし、玄米生麺をはじめ玄米粉などをECサイトで販売しています。「玄米は栄養素が豊富で「パーフェクト食」とも言われ、健康志向の高い人々の間で白米よりも好感度が高い食材です。玄米が持つ自然な甘さと上質な油分も魅力です」と清宮さん。

2026年5月には、北海道ボールパークFビレッジの複合施設「SUNNY TERRACE(サニーテラス)」に新店舗がオープン。今後、さらに北海道内で店舗の展開を計画しているそうです。

<関連リンク>
https://dotpiece.jp
https://shop.comeconano.com
https://kaihatsu.komeko-koubo.jp/project2024/project49

「う米めん(玄米麺)」アルファ電子株式会社

40年以上、福島県を拠点に電子機器の製造・販売を行ってきた「アルファ電子」。IOT化が急速に進み、「製品寿命が短い製品」を作る機会が増えてきている中で「変わらない価値」の良い製品、福島県への地域貢献ができる製品を作りたいと、考え出されたのが米粉麺「う米めん」(うまいめん)でした。4年の歳月をかけて開発された商品で、白米麺と玄米麺の2種類がラインナップされています。「米粉麺というと白米麺が主流となっていますが、健康志向の方はやはり玄米を好む傾向にありますので、そういった方にも米粉麺を味わって頂きたいと思い開発しました」とは代表の樽川さん。

白米粉と玄米粉では性質が違うため製麺しにくいという課題には、添加する馬鈴薯澱粉の量や加水量を調整。また、生の玄米粉は生菌数が多く、賞味期限に課題があったそうで「一度玄米を焙煎することによって、お米特有の菌に対して対応でき、賞味期限が2年以上の製品が出来たのと、こだわりの自家焙煎により、焙煎の時間を調整して、風味にもこだわりました」と教えてくれました。

玄米麺の魅力については、「焙煎した玄米を製粉することで香ばしい香りが漂いモチモチ食感が増しているところ。栄養価も高く、小さなお子様も好んで食べてくれるのが魅力です。弊社はISO22000取得工場ですが、今後、FSSC22000、有機JAS加工所認証の取得も進めており、より健康志向の方へ、さらに現在フランス・ドイツ・オーストラリア・イスラエルにも輸出を進めていますが、シンガポールなど東南アジアでの米麺文化のある地域や各国へ、付加価値の高い商品を展開できると考えています」と輸出にも力を入れていくそうで、今後の展開にも期待できそうです。

<関連リンク>
https://umaimen.net
https://komeko-koubo.jp/r4/list

「スーパー麺」東洋レコーディング株式会社

広告代理業をはじめ、次世代映像・音声制作、CD、DVD、BD、レコードの製造から人気アニメ公式ECサイトの運営やアニメへの出資など幅広く展開する東洋レコーディング株式会社。異業種の食の世界で展開をはじめたのが「スーパー麺」です。遅延性小麦アレルギーが判明した息子のために父親が開発したという背景を持ち、アレルゲン特定原材料28品目を使用せず、誰もが安心して楽しめるレシピとして仕上げられました。

玄米をまるごと使った次世代のグルテンフリーヌードルで、わずか60秒の茹で時間でモチモチとした生麺食感を実現。常温で1年間保存できる手軽さと、高い栄養価を両立しています。原材料は国産玄米とでん粉のみ。添加物や保存料は一切使用せず、玄米由来のミネラルをしっかり含むヘルシー設計です。

「最も苦労したのは味と食感です。試作段階では麺がブチブチ切れてしまったり、味がイマイチだったり。さらに、美味しさと長期保存ができることを両立するためには半生麺の状態にするなど、たどり着くまでにはかなり時間がかかりました。何度も試作を繰り返し、玄米の焙煎を一番おいしい焙煎の状態で止めることで玄米の風味を生かす味を出せるようにしました。」とは東洋レコーディングの担当者さん。

2019年の発売以来、累計販売数150万食を突破。三代目 JSB・山下健二郎さんを公式アンバサダーに迎え、オリジナルレシピやキャンプ飯などの楽しみ方をPR。また、サッカー日本代表GK・早川友基選手が「オフィシャルアスリートパートナー」に就任など積極的にPRを展開実施。玄米を使用したグルテンフリーヌードルをメジャーシーンにあげています。SNS上では共感を得たユーザーから多くの投稿が寄せられ、健康志向・時短・サステナブルなフードとして支持を広げています。世界での販売も視野に入れ、まずは米国での販売を進めています。スーパー麺にマッチする新しいソース等も検討しているようです。  

<関連リンク>
https://supermen.jp


健康志向の時代に注目される玄米粉麺。課題を乗り越え新時代の米粉麺として、ますます注目が集まっていきそうです。皆さんも商品開発やラインナップの参考にしてはいかがでしょう。